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2024.01.04

「物資の配布体制が整っていない」石川・能登半島地震の被災地に派遣 赤磐市職員に聞く【岡山】

石川県で最大震度7を観測した能登半島地震は4日、発生から3日が経ちました。3日から現地で支援にあたっている赤磐市の職員に、被災地の現状と支援のニーズを聞きました。

(赤磐市くらし安全課 正盛充敏課長)
「海沿いはかなり道路に亀裂があり、(市内に入ると)電柱の倒壊や家屋の倒壊が明らかに増えた。小さいのを合わせると何度も余震がきている」

これまでに80人以上の死者が確認されている能登半島地震。赤磐市から派遣された職員は、震度6強を観測した石川県七尾市で支援にあたっています。

(赤磐市くらし安全課 正盛充敏課長)
「いろいろな物資が届くが、それを避難者に対して配布する人的な部分の態勢が整っていない。物が市民にしっかり渡っているかというと、まだまだ振り分けるまでに時間がかかるという印象」

七尾市では4日朝まで雨が降ってかなり冷え込み、週末からも雨や雪の予報で、被災者は厳しい避難生活を余儀なくされているといいます。

(赤磐市くらし安全課 正盛充敏課長)
「ガソリンスタンドもかなりの渋滞で、避難所にもなかなか灯油が届かなかったり、トイレも流せず仮設トイレや凝固剤で固めている。水がない生活がかなり苦しい状況」

また市内全域で断水が続いているほか、停電が復旧していない地区もあります。

(赤磐市くらし安全課 正盛充敏課長)
「きのう(3日)ときょう(4日)でもニーズが変わっている。きのうは水が必要と言っていたが、きょうは食料。あす、あさっては生活必需品がたぶん、というように常に変わってくる。赤磐市もこのまま継続支援に入ろうという動きはしている」