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2024.03.06

名園を包む“春の息吹” 津山市の観光名所・衆楽園で春の風物詩「マツのこも焼き」【岡山】

岡山県北の名園で春の訪れを告げる恒例行事です。津山市の観光名所、衆楽園でマツのこも焼きが行われました。

園内にある80本のマツに巻いていたこもが次々と外されます。津山藩の2代目藩主、森長嗣によって造られた歴史ある庭園、衆楽園の春の風物詩「マツのこも焼き」です。

こも焼きはマツの幹に巻いていたこもを外し、冬ごもりをしていた虫をこもごと燃やす昔ながらの害虫駆除の方法です。衆楽園では毎年、二十四節気の一つ、啓蟄の前後に観光協会の職員が行っていて、3月5日から降り続いた冷たい雨で地面は濡れていましたが、こもに火を付けると炎と煙が舞い上がり、園内は春の息吹に包まれました。

(訪れた人は…)
「こも焼きを見るのは初めてだが、なかなか良い。」
「こも焼きが終わると春が来るという感じがする」

こも焼きの作業は3月6日までで、この作業が終わると園内はサクラの季節を迎えます。