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ファジアーノが因縁・山形に勝ちJ1昇格に王手「サポーターに見せたい景色」へ選手らが意気込み【岡山】

2024.12.02

ファジアーノが因縁・山形に勝ちJ1昇格に王手「サポーターに見せたい景色」へ選手らが意気込み【岡山】

ファジアーノ岡山がJ1昇格に王手をかけました。12月1日、サポーターの力強い応援を背に、プレーオフ準決勝で山形に快勝しました。

約1万8000人が訪れた山形県天童市のスタジアム。

(サポーター)
「朝6時の新幹線で来ました」
「これだけアウェー感あったら、勝って真っ赤に染めて帰りたいです」
「ファジアーノ、全員で勝つぞ、オー」

(岸下恵介アナウンサー)
「選手たちが山形の地に姿を見せました。J1昇格に王手とすることができるんでしょうか」

2年ぶりのプレーオフの舞台、選手たちも気合いに満ちています。岡山からは約1000人のサポーターが駆け付け、声援を送りました。

■現地のサポーター応援の様子

一方、岡山市でも映画館でパブリックビューイングが行われ、約600人がエールを送りました。リーグ戦、4位の山形に対し、5位のファジアーノは、引き分けで敗退となる一戦です。

序盤から果敢に仕掛ける中、試合が動いたのは、前半31分、ファジアーノは、本山遥が、ペナルティエリアの右からゴールを決め、先制に成功します。

勢いは止まらず、前半34分には木村太哉のシュート、最後は、チーム得点王の岩渕弘人が反応し、追加点を挙げます。

無失点試合数がリーグ1位の堅い守備も光りました。センターバックの田上大地や、ゴールキーパー、スベンドブローダーセンを中心に、相手に隙を与えません。

後半39分には、木村太哉がダメ押しの追加点を挙げ試合を決定づけます。2022年のプレーオフでは3対0で敗れた因縁の相手、山形に対し3対0で勝利を収めたファジアーノ。プレーオフ決勝進出を決めました。

(ファジアーノ岡山 15 DF 本山遥選手)
「(Q:先制ゴールについて)本当にうれしかったし、少し信じられない気持ちもありました。あと1つ取るだけかなと思います」

(ファジアーノ岡山 27 MF 木村太哉選手)
「(Q:3点目について)気持ちでねじ込めて良かった。何が何でもJ1を勝ち取れるように戦えれば」

(サポーターは…)
「スタジアムで号泣したんですよ、2年前。最高でしたね」
「J1に連れて行ってください、お願いします」
「頑張れファジアーノ」

もう1つの準決勝は、3位・長崎と6位・仙台が対戦し、4対1で仙台が勝利を収めました。

決勝は12月7日、岡山市北区のシティライトスタジアムで行われます。上位のアドバンテージにより引き分け以上で初のJ1昇格が決まります。

(ファジアーノ岡山 19 MF 岩渕弘人選手)
「次は岡山で、みんなで初の昇格という景色を見られるように1週間良い準備をしていきたいなと思います」

(ファジアーノ岡山 18 DF 田上大地選手)
「初のJ1昇格っていうのはすごく意味があると思う。そこの景色をファン・サポーターに一緒に見せられれば最高」

(ファジアーノ岡山 木山隆之監督)
「おごらずに我々らしく、チャレンジャーとしてひたむきに向かっていきたい。今度はホームになりますけど、絶対に受けずにやる必要があると思うので、やり切っていきたい」