2024.12.20
【教えて!防災さん】第12回 備蓄品の“期限切れ”は大丈夫?年末年始に総点検!開こう「家族防災会議」
イオンモール岡山(岡山市北区)の館内放送「haremachiTV(ハレマチテレビ)」で、備えの基本を学ぶ番組「教えて!防災さん」。番組を一緒に進めてくれるのはOHKの防災士、小林さんです。
(聞き手 ハレマチTVMC:川井満凧さん)
(OHK・小林宏典防災士)
「2024年も早いものであと2週間を切りました。そこで今回は年末年始に家族で備えのアップデートをお願いしたいと思っています。題して開こう!家族防災会議です」
・・・家族防災会議ですか!確かに家族で備えを総点検するにはいい機会かもしれませんが具体的に何を点検したらいいですか?
(小林宏典防災士)
「点検してほしいポイントは「ハザードマップ」「備蓄」「安否確認の手段」です」
・・・なるほど!どれも防災ではおなじみの言葉ですが、まずは「ハザードマップ」から解説をお願いします。このコーナーの第1回目に取り上げました、これも基本でしたよね。
(小林宏典防災士)
「はい。改めて岡山市中心部のハザードマップを見てみましょう。洪水のリスクを色で表しています。黄色よりピンクの方が洪水のリスクが高いことを示しています。緑の印が避難場所なんですが、避難場所も載っていますから自宅のほかに学校、勤務先など家族全員のリスクも共有しておけば安心です」
・・・ハザードマップはインターネットで検索すれば全国どこでも確認することができます。続いては「備蓄」です。これもこのコーナーで学びましたよね。
(小林宏典防災士)
「はい。今回チェックしてほしいのは備蓄した飲料水や保存食の期限切れです。備蓄は一度準備するとそれっきりという人が多いと思いますから、東日本大震災や熊本地震、西日本豪雨の際に揃えたという人は、もう何年もたっていますから期限が切れている可能性があります」
・・・期限切れは盲点かもしれませんね。チェックしてこの機会に揃え直してほしいですね。そして最後の「安否確認の手段」です。こちらは?
(小林宏典防災士)
「災害時に家族が一緒にいるとは限りませんから、離れ離れになっても確実に安否が確認できる手段を家族間で事前に決めておいてほしいんです」
Q:携帯電話で連絡を取り合うのではだめなんですか?
(小林宏典防災士)
「災害時は通話が集中してかかりにくくなります。例えば東日本大震災では通常の5~60倍の通話が集中して長時間つながりにくくなりました」
・・・使いたい時に使えないのは困りますね。
(小林宏典防災士)
「そこで活用してほしいのが大規模災害時に通信事業者が提供する「災害用伝言ダイヤル171」というサービスです。臨時に設けられる留守番電話サービスで東日本大震災では348万件の利用がありました。
・・・利用するには「171」に電話すればいいんですか?
(小林宏典防災士)
「171に電話してガイダンスに従って操作すればメッセージの録音や再生ができます。このサービスは災害時にしか設けられませんが、年に数回、体験できる機会が設けられていて、この正月三が日が体験期間となっているんです。家族で一度体験してみて安全確認の手段として検討してみてはいかがでしょうか」
・・・分かりました。この年末年始、家族で防災会議を開いて、備えの総点検をお願いします。
(聞き手 ハレマチTVMC:川井満凧さん)
(OHK・小林宏典防災士)
「2024年も早いものであと2週間を切りました。そこで今回は年末年始に家族で備えのアップデートをお願いしたいと思っています。題して開こう!家族防災会議です」
・・・家族防災会議ですか!確かに家族で備えを総点検するにはいい機会かもしれませんが具体的に何を点検したらいいですか?
(小林宏典防災士)
「点検してほしいポイントは「ハザードマップ」「備蓄」「安否確認の手段」です」
・・・なるほど!どれも防災ではおなじみの言葉ですが、まずは「ハザードマップ」から解説をお願いします。このコーナーの第1回目に取り上げました、これも基本でしたよね。
(小林宏典防災士)
「はい。改めて岡山市中心部のハザードマップを見てみましょう。洪水のリスクを色で表しています。黄色よりピンクの方が洪水のリスクが高いことを示しています。緑の印が避難場所なんですが、避難場所も載っていますから自宅のほかに学校、勤務先など家族全員のリスクも共有しておけば安心です」
・・・ハザードマップはインターネットで検索すれば全国どこでも確認することができます。続いては「備蓄」です。これもこのコーナーで学びましたよね。
(小林宏典防災士)
「はい。今回チェックしてほしいのは備蓄した飲料水や保存食の期限切れです。備蓄は一度準備するとそれっきりという人が多いと思いますから、東日本大震災や熊本地震、西日本豪雨の際に揃えたという人は、もう何年もたっていますから期限が切れている可能性があります」
・・・期限切れは盲点かもしれませんね。チェックしてこの機会に揃え直してほしいですね。そして最後の「安否確認の手段」です。こちらは?
(小林宏典防災士)
「災害時に家族が一緒にいるとは限りませんから、離れ離れになっても確実に安否が確認できる手段を家族間で事前に決めておいてほしいんです」
Q:携帯電話で連絡を取り合うのではだめなんですか?
(小林宏典防災士)
「災害時は通話が集中してかかりにくくなります。例えば東日本大震災では通常の5~60倍の通話が集中して長時間つながりにくくなりました」
・・・使いたい時に使えないのは困りますね。
(小林宏典防災士)
「そこで活用してほしいのが大規模災害時に通信事業者が提供する「災害用伝言ダイヤル171」というサービスです。臨時に設けられる留守番電話サービスで東日本大震災では348万件の利用がありました。

(小林宏典防災士)
「171に電話してガイダンスに従って操作すればメッセージの録音や再生ができます。このサービスは災害時にしか設けられませんが、年に数回、体験できる機会が設けられていて、この正月三が日が体験期間となっているんです。家族で一度体験してみて安全確認の手段として検討してみてはいかがでしょうか」
・・・分かりました。この年末年始、家族で防災会議を開いて、備えの総点検をお願いします。