OHK 8Ch

  • LINE友だち追加

2025.01.15

”災害で高速道使用不能”想定 倉敷市の瀬戸中央道で本四高速と自衛隊合同訓練【岡山・香川】

大規模な災害で高速道路の一部が走行できなくなったら…。そんな状況を想定した本四高速と陸上自衛隊の合同訓練が1月15日、倉敷市の瀬戸中央自動車道で行われました。訓練には、本四高速や陸上自衛隊などから約50人が参加しました。

(中村香月記者)
「訓練が行われているのは、実際の高速道路上です。ガードレールの構造は場所によって違うので、その場所にあった方法で撤去していきます」

取り外されているのは、中央分離帯のガードレール。地震や大雨などの大規模災害で道が崩れ、片側が走行できなくなった場合、これらを取り外すことで、緊急車両が反対車線から進入できるようになり、崩れていない道を通行できます。

訓練では手作業で約25メートルのガードレールが取り外され、自衛隊の緊急車両がそのスペースを通行するまでの流れが確認されました。本四高速によりますと、取り外しが可能なガードレールは瀬戸中央自動車道に22カ所あるということです。

(本四高速坂出管理センター 田村正所長)
「南海トラフはいつ起きてもおかしくない。実際やってみて初めて分かる気付きもあるので、実践に近い形でやれて手応えを感じている」

(陸上自衛隊 第13施設隊 大家悠季央隊長)
「引き続き、相互理解の促進や連携を通じて実効性の向上を図りたい」

本四高速と陸上自衛隊が高速道路上で合同訓練を行うのは今回が初めてで、今後も定期的に実施するということです。