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2025.01.16

芸備線存廃話し合う協議会 JR西日本岡山支社長「ニーズにふさわしい形を探りたい」【岡山】

2年目を迎えるJR芸備線の存廃を話し合う再構築協議会について、JR西日本岡山支社の林秀樹支社長が1月16日、「ニーズにふさわしい形を探りたい」と改めて抱負を語りました。

(JR西日本岡山支社 林秀樹支社長)
「交通モードの転換ありきということで考えているわけではない。まずは(調査事業で)出てきたものをしっかり分析して、そのデータとファクトに基づいて次のステージに向かって進めていく。引き続き丁寧に皆さんのニーズに最もふさわしい形を探っていく」

年始最初の会見に臨んだ林支社長。2024年3月に設置された再構築協議会の議論の対象となっているのは、新見市の備中神代と広島の備後庄原までの約70キロの区間で、昨年度の収支率は2.9%でした。協議会はこれまで2回開かれましたが、抵抗感を示す自治体との間で議論は平行線に。行司役の国も方向性を示せていません。

現在、協議会では、路線を使った人の移動の実態や観光の消費額などの調査を行っていていて、2025年はこの調査を踏まえた議論の進展が期待されています。3回目の協議会は2024年度中に開かれる予定です。