明治安田Ｊ１リーグの開幕を間近に控えたファジアーノ岡山が、クラブ史上初めて在学中の高校２年生とプロ契約を結びました。

プロ契約を結んだのは、岡山学芸館高校２年、ファジアーノ岡山Ｕ－１８に所属する末宗寛士郎選手（１７）と千田遼選手（１７）です。

（末宗寛士郎選手）
「小さい頃からファジアーノの試合をずっと見ていて、ゴールが入った時のスタジアムが沸く瞬間などは僕もファンとして喜んだ。選手としてできる。早くあそこでプレーしたい思いは強い」

（千田遼選手）
「小さい頃、スタジアムに行って、試合を見ていてとても感動した。選手としてスタジアムに来てもらった人たちに感動・夢を与える選手にならないと」

２人は２０２５シーズン、Ｕ－１８の試合にも出場できる２種登録選手としてトップチームに帯同します。ともに県内出身で、中学の時からファジアーノのアンダーカテゴリーに所属し、２０２４年、Ｕ－１７日本代表にも選出された将来有望の選手。在学中の高校２年生がトップチームに登録されるのはファジアーノでは２人が初めてです。

（千田遼選手）
「ファジアーノ岡山というクラブで活躍することが今、一番の目標。（将来）ドイツでプレーするのが夢。ブンデスリーガでプレーしたいと思っている」

（末宗寛士郎選手）
「僕の強みはゴール前での得点、数字に残るアシスト、攻撃の部分だと思っている。少しでも早く試合に絡んでいけるように、将来はワールドカップに出られるよう頑張る」

４月からは高校に新設される通信制のコースに籍を移し、通学しながらプロ選手として歩み出す２人。

ファジアーノのＪ１開幕戦は２月１５日、２人の高校生の活躍に２０２５シーズン注目です。