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2025.02.10

西日本で初 救助に高度な知識・技術を要する最新車両を切断し…車内から救助する訓練【香川・高松市】

交通事故で壊れた車両の中に閉じ込められた人を救助する訓練が2月10日、高松市で行われました。

側面が大きく壊れた最新のハイブリッド車を、レスキュー隊員が救助用の特殊な機材を使って切断していきます。この訓練は、高松市消防局と自動車事故対策を専門に取り組んでいる独立行政法人が連携して行ったものです。法人が安全性などを調べるための模擬試験で使った車両を利用していて、こうした訓練は西日本では初めてということです。

訓練では、車両のドアを切断したりフロントガラスを取り除くなどして要救助者を助け出す手順を確認しました。

消防局によりますと、最新の車両は、高電圧システムなど複雑な装置が採用されているため、救助の際に従来の車両に比べて高度な知識や技術が必要ということです。

(高松市南消防署特別救助隊 鎌野高義隊長)
「(車両に対して)どういったアプローチをしていくのかが、実際に車両を使ってみないとわからないので、最新の車を使えたのはとてもいい経験になった」

消防局では、今後もこうした訓練を重ねることで、様々な車両に対応できる技術を身につけていければと話しています。