2026.08.04
熊本地震発生から1週間 猛暑の中の避難所生活 岡山で全国平均を下回る空調整備設置率…その対策は【岡山】
最大震度7を観測した熊本地震から8月4日で1週間です。被災地では今なお、約8200人が避難しています。猛暑の避難所生活、真夏に岡山・香川で災害が起きたら・・・。岡山市の避難所の現状を取材しました。
最大震度7を観測し38人が亡くなった熊本地震。発生から1週間、熊本県内には約160カ所の避難所が開設され、約8200人が避難生活を送っています。
(竹下美保記者)
「岡山市が指定する避難所の一つ、岡山後楽館中学・高校の体育館です。手元の温度計は35度を超え、空調もきいておらず暑くて汗がしたたります」
岡山後楽館中学・高校体育館(岡山市北区)
岡山市は、小中学校の体育館や公民館など合わせて175カ所を災害時の避難所に指定しています。しかし、小中学校など約120カ所には、空調設備はありません。
(岡山市危機管理室 花田寛人主任)
「こちらなんですが、各避難所となる小中学校にはスポットクーラーを配備しているので、これを活用して避難所生活を過ごしてもらう。今は、こういう現状、スポットクーラーを活用し、空調設備の整っている特別教室を使ってもらう」
乳幼児や高齢者など支援が必要な避難者には、校内の空調設備のある教室を利用してもらう他、空調設備の機材をレンタルするなどの暑さ対策を取ることにしています。
スポットクーラー
さらに2026年度から・・
(岡山市危機管理室 八木貴之担当課長補佐)
「令和8年度と9年度に(中学校の体育館の)クーラーの設備を進めているところ」
まずは、市内の中学校を中心に37カ所で、順次、空調設備の工事が進められています。岡山後楽館中学校と高校の体育館でも工事が始まっていて、2026年度中に完了する予定です。
空調設備の工事
文部科学省の調査によりますと、2026年5月現在で、避難所に指定されている公立の小中学校の体育館と武道場の空調設置率は、全国平均が23.7%なのに対し、岡山県は11.7%、香川県は28%と、岡山県は全国平均を大きく下回っています。
2026年5月現在 文科省調べ
これまで、市民が参加する体育館を使った避難訓練でも、空調設備の要望が多く寄せられたといいます。
(岡山市危機管理室 八木貴之担当課長補佐)
「空調が整えばこのような暑さはないと思う。少しでも涼しい環境、熱中症対策、災害関連死など少なくなるよう過ごしてほしい」
全国では、最高気温が40度を超える酷暑日が続いています。命を守る避難所で、命を守るための環境整備が急がれます。
岡山市危機管理室 八木貴之担当課長補佐
