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【備えのツボ】日本は世界有数の火山大国~人ごとではない火山への備え~【岡山・香川】

2022.07.28

【備えのツボ】日本は世界有数の火山大国~人ごとではない火山への備え~【岡山・香川】

備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボです。鹿児島県の桜島の噴火を踏まえ、火山への備えを確認しましょう。

(防災士 新田俊介記者)
「アメリカの西海岸に、ベーリング海峡、火山のマークが多いですね。そして日本はというと…列島が見えないくらいマークがいっぱいです。日本は世界有数の火山大国なんです」

■「世界の火山1割が日本に」

7月24日夜に噴火した鹿児島県の桜島。大きな噴石が火口から2.5キロ飛び、気象庁は、初めて噴火警戒レベルを最高の5に引き上げ、住民に避難を呼びかけました。

岡山・香川に活火山はありませんが、日本には現在、桜島をはじめ111あり、そのうち50の火山については、気象庁が噴火に備えて常に監視しています。

■「人ごとではない火山への備え」

日本で10人以上の死者を出した火山災害は、18世紀以降、21回発生しています。最近では、大量の噴石で58人が犠牲となった2014年の御嶽山、1991年の雲仙普賢岳の噴火では、大規模な火砕流が多くの命を奪いました。

気象庁は、火山ごとの活動状況をホームページで公表し、リスクの把握を呼びかけています。

そこで、押さえてほしい備えのツボはこちら。夏休みシーズン、旅行先や帰省先の近くに活火山はありませんか?ハザードマップがある火山もありますので、被害想定や避難経路をあらかじめ学んでおきましょう。それが、いざという時に命を守る行動につながるはずです。