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2022.08.31

コロナ禍ならでは…一風変わった“御朱印帳” オンライン注文相次ぐ【岡山】

岡山市の企業が開発した、ある御朱印帳が、オンライン販売で今、全国的に売上を伸ばしています。コロナ禍ならではの一風変わった御朱印帳を取材しました。

岡山市内の神社です。コロナ禍で、御朱印の受け取りが以前とは違うやり方になっています。

「感染防止対策として、皆様の御朱印帳への記入は行っていない。“書き置き式”の御朱印を渡している」

感染防止対策のため、紙に書かれた御朱印が配られる「書き置き」式が増えているといいます。そこで、コロナ禍ならではの商品開発に乗り出したのが、岡山市の製本会社、日宝綜合製本です。

(開発者 日宝綜合製本 松尾精一郎主任)
「書き置き式に対応した御朱印帳。中にファイルが貼ってあり、差し込んで使うことができる」

この御朱印帳は、書き置き式の御朱印をのりで貼る手間も省け、きれいに保管できると好評です。

全国からオンライン注文が相次いでいるといい、今では、御朱印帳全体の売上の半分を占める新たな柱になりました。

主力事業の本や冊子の製本がデジタル化で厳しくなる中、その補填につながっているといいます。

(開発者 日宝綜合製本 松尾精一郎主任)
「これから、いろんなことがあると思うが、その時代に合った商品が続けて提案できれば」

コロナ禍でも御朱印集めを楽しんで欲しい…新しい御朱印帳には、そんな開発者の思いが込められています。