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2022.09.09

「シニア世代のサバイバル男料理の会」人気急騰!定員超えも 最高齢は82歳 料理初心者を対象【岡山】

最近は料理をする男性が増えていますが、倉敷市で開かれているシニアの男性の料理初心者を対象にした教室が2022年農林水産省から表彰されました。どんな教室なのか取材しました。

おぼつかない手つきで料理に取り組む男性たち。倉敷市で開かれているこの料理教室は、これまで料理をした経験がほとんどないシニア世代の男性が対象です。
ゆう しにあ   1
(参加者は)
「全然料理をしたことがなかったので少しでの家庭に役立つかなと思って」
「嫁さんにケツ叩かれた行ってこい!と。一切料理をしないので」
ゆう しにあ   2
2022年で12年目となる教室では、料理の技術を確実に身につけてもらおうと7回の講座で21品目に絞った献立を教えてくれます。1回目の9月9日は野菜炒めに挑戦。60歳から82歳の男性18人がコメのとぎ方や包丁の使い方など料理の基本から学びます。

(指導の様子)
「前に包丁を出せば必ず切れる。包丁は出す」

主催している住民グループ「シニア世代のサバイバル男料理の会」の代表小西敏弘さんももともと料理経験がなく、会社を退職後、ある料理教室に参加したことがきっかけでこの講座を立ち上げることになりました。

(シニア世代のサバイバル男料理の会 小西敏弘代表)
「周りがベテランばかりで、初心者は皿洗いとか初心者が学ぶにはそんなに適していなかった」

講座の卒業生であるサポーターの力も借り、開始から約2時間、ようやく料理の完成です。
ゆう しにあ   3
(参加者は)
「うれしい。もっと勉強していろいろ覚えたい」
「女房がいつも作ってくれているのがどれだけしんどいことか。ずっとやってくれていたのは感謝しかない」
ゆう しにあ   4
(シニア世代のサバイバル男料理の会 小西敏弘代表)
「料理は認知症に対する効果が大きい。健康が増進する。奥さまの料理する苦労が良く理解できて、会話が増え夫婦円満になると思う」
ゆう しにあ   5
食育推進に貢献したとして2022年6月には、農林水産省から表彰を受けたこの料理教室、今後もシニア男性の料理作りを後押ししていきたいとしています。
ゆう しにあ   6
この料理教室、毎年、受講生を抽選で選ぶほど人気の教室で300人以上が卒業しているそうです。受講生の募集は毎年4月に行われます。