もうすぐ２度の３連休を含むシルバーウィーク、旅行を計画している人も多いと思います。ところが、岡山市の旅行会社では予約が低調だといいます。一体、なぜなのでしょうか。

（下電観光バス旅行営業部　田邊淳二副部長）
「こちらが８月、９月の現状のパンフレットです」

夏から秋が旬の果物狩りを目玉にしたバスツアー。県民割やブロック割を利用すれば１万円足らずで参加できることから人気です。行動制限の無い夏休みだった８月、岡山市の下電観光バスではバスツアーの集客が２０２１年の１０倍を記録。

しかし、９月は、その状況が一変しました。

（下電観光バス旅行営業部　田邊淳二副部長）
「政府の割引の発表から商品の展開にスピード感が必要になっている。お客様に情報として発信できていない」

このパンフレットを作った時点では県民割などの対象期間が８月末までだったため、その通りに記載しました。８月２５日に期間の延長が決まりましたが、予算や時間の面でパンフレットを作り直す余裕は無く、９月は低調な予約から実施できなかったツアーもありました。

今はＳＮＳなどでのＰＲに力を入れ、予約の積み上げを図っています。

（下電観光バス旅行営業部　田邊淳二副部長）
「何とか発信にスピードを求めていきたい。気候も良くなって観光シーズンに入ってくるので、需要の活性化に期待している」

需要の回復基調に乗っていけるのか。旅行会社は、手探りの日々が続いています。