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2022.11.03

【備えのツボ】数千人が犠牲に…「江戸時代の大地震」過去に学び いま備える【岡山・香川】

備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボです。11月5日は津波防災の日。その備えを考えます。

(防災士 新田俊介記者)
「沿岸部を中心に、広い範囲が浸水するとされている南海トラフ地震の津波浸水想定図。岡山県も決して津波と無縁ではありません。それは歴史が語っています」

■「江戸時代の大地震」

今の瀬戸内市、旧邑久郡の歴史をつづった邑久郡史です。1854年11月5日、安政南海地震で、虫明地区を津波が襲ったことが記されています。
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(満潮の時一時平水より凡七尺餘を増し、瀬溝海峡の如きは凡三尺余の土砂を以て填塞し…」

この地震のマグニチュードは8.4、前日の安政東海地震と合わせ、全国で数千人が命を落としたとされています。
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■「過去に学びいま備える」

安政南海地震が発生した11月5日が法律で定められた「津波防災の日」です。
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今後、発生が懸念される南海トラフ巨大地震では、岡山・香川にも2メートルから4メートル程度の津波が到達する想定です。
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また、干拓地などでは液状化も想定され、避難の妨げになる可能性もあります。

そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。巨大地震はいつか必ずやってきます。11月5日は津波防災の日。ハザードマップでリスクを確認し、家族と避難経路などについて話し合いましょう。
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