備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボ。Ｊアラートのツボを押さえましょう。

（防災士　小林宏典記者）
「ここ最近、頻繁に耳にするＪアラート、どんな時に運用されるシステムか、ご存知ですか」

■「再点検！Ｊアラート」 北朝鮮のミサイル発射で注目度が高まっているＪアラート。しかし、日頃接する機会が少なく、戸惑った人も多かったようです。

■「慌てぬために訓練を」

Ｊアラートは、国民に緊急の危険が迫ったことを瞬時に伝達するシステムのことです。 対象となるのは、北朝鮮のミサイル発射や大規模テロだけでなく、緊急地震速報や津波警報などの防災情報も該当します。 発信されると、各自治体を通じて、屋外のスピーカーからアラーム音が鳴るほか、携帯電話にも情報が伝わる仕組みです。 しかし、備えに費やせる時間は多くありません。状況を把握し、その場で身を守る行動をとれるかどうかがとても大切です。 Ｊアラートを使った定期的な訓練などで、意識を高めておくことが求められています。

そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。Ｊアラートの通知を受け取ったら、慌てず身を守る行動をとりましょう。命に関わる情報ですから、仕組みを理解し、心構えをしておくことが混乱防止につながります。 政府は、Ｊアラートの精度向上へ、改善策を検討しています。正確さがあってこそ信頼感も高まりますから、対応を注視したいですね。

備えのツボはＯＨＫの防災サイトでもご覧いただけます。ぜひご活用ください。