2022.12.08
【備えのツボ】設置で”死者数半減”…命を守る「火災警報器」点検していますか?【岡山・香川】
備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボです。88回目の今回は、火事から命を守る火災警報器。劣化していないか、注意が必要です。
(防災士・新田俊介)
「直径10センチほどの小さな火災警報器。これが設置してあることで、火事による被害のリスクは大きく減少するんです」
■「命を守る火災警報器」 命や財産を一気に奪う火事。総務省消防庁によりますと、2019年に全国で1万784件の住宅火災が発生し、1000人が命を落としました。 一方で、火災警報器の設置状況を分析したところ、設置していた場合は死者数は半減、損害額も約4割減と、その効果が明らかとなりました。 ■「一度は点検を」 命を守る切り札とも言える火災警報器ですが、注意が必要なのが寿命です。2006年に新築の住宅で、2011年に既存の住宅で設置が義務付けられてから10年余り。 多くの警報機は寿命が10年とされ、作動しない事態を防ぐためにも点検や交換が必要です。 本体のボタンを押すか付属のひもを引くと正常を知らせる音声や警報音が鳴りますので、一度点検してみましょう。 押さえてほしい備えのツボはこちら。冬は空気の乾燥や暖房器具の使用など、出火のリスクが高まります。早期の発見や避難に有効な火災警報器。年末の大掃除に合わせて点検してみてはいかがでしょうか。
(防災士・新田俊介)
「直径10センチほどの小さな火災警報器。これが設置してあることで、火事による被害のリスクは大きく減少するんです」
■「命を守る火災警報器」 命や財産を一気に奪う火事。総務省消防庁によりますと、2019年に全国で1万784件の住宅火災が発生し、1000人が命を落としました。 一方で、火災警報器の設置状況を分析したところ、設置していた場合は死者数は半減、損害額も約4割減と、その効果が明らかとなりました。 ■「一度は点検を」 命を守る切り札とも言える火災警報器ですが、注意が必要なのが寿命です。2006年に新築の住宅で、2011年に既存の住宅で設置が義務付けられてから10年余り。 多くの警報機は寿命が10年とされ、作動しない事態を防ぐためにも点検や交換が必要です。 本体のボタンを押すか付属のひもを引くと正常を知らせる音声や警報音が鳴りますので、一度点検してみましょう。 押さえてほしい備えのツボはこちら。冬は空気の乾燥や暖房器具の使用など、出火のリスクが高まります。早期の発見や避難に有効な火災警報器。年末の大掃除に合わせて点検してみてはいかがでしょうか。