2022.12.21
自民圧勝の参院選 衆議院区割り改定 県政の新リーダー誕生…変化と継続の1年【岡山・香川】
年末回顧は、政治です。岡山・香川両県で自民党が圧勝した夏の参議院選挙や衆議院の区割り改定、そして、県政の新たなリーダー誕生…変化と継続の1年でした。
記録的な猛暑の中での選挙戦となった夏の参院選。
(小野田紀美氏 自民)
「力を貸してください、力を貸してください。私に皆様のために戦わせてください」
自民党の候補者として全国の選挙区で唯一、公明党の推薦を受けずに選挙戦に臨んだ小野田紀美さんの戦いが全国的に注目されました。
(自民党 茂木敏充幹事長)
「幹事長の私が初日に来ているんです。それだけ厳しい選挙戦だ」
その小野田さんに挑んだのは、
玉野市長を4期務めた黒田晋さん。無所属の立場で、立憲民主党や国民民主党などから推薦を受けての挑戦でした。
(黒田 晋氏 無所属)
「岡山を変えていただいたら、全国が変わります。全国が変わったら、一人一人の生活を変えていける」
香川では、候補者調整が不調に終わり、過去最多の8人が立候補。舌戦は、日増しにヒートアップしました。そして…。結果は両県とも自民党の現職が圧勝。岡山では自公連立の枠組みに一石を投じる形となり、香川では野党共闘が混迷を深めました。投票率は両県とも前回を上回りましたが、50%を下回りました。
一方、衆議院は2022年、大きな転換点を迎えました。一票の格差是正に向けた小選挙区の10増10減と区割りの改定です。岡山県の定数は、5人から4人に1人減り、新しい3区は、県の面積の3分の2にあたる、広大な選挙区となりました。複数の自治体に選挙区がまたがっていた状況は解消されました。
(5区→3区 真庭市北房地域の住民)
「過疎化が進む現状の中で、意見が反映されていくのか心配が大きい」
「選ばれた議員は、国に声を届けて、地域が活性化されるようにしてほしい」
そして、転換は、地方の政治でも。
(香川県 浜田恵造前知事)
「古希を超えたこの機に、県政運営のたすきを次の新しい走者につないでいくことが、県政の一層の発展に資するものであると考えるに至った」
3期、12年務めた香川県の浜田知事が2月に退任を表明。
新たな県政のリーダーに選ばれたのが、元国土交通省道路局長の池田豊人知事です。就任早々、運航再開の交渉にあたった高松空港のソウル線は、11月、2年9ヵ月ぶりに再開初便が到着、1月19日には台北線が再開する予定で、県経済の回復へ弾みをつけました。
(香川県 池田豊人新知事)
「香川県の経済をけん引する観光。その中でも大きなウエイトのあるインバウンド。香川県にとって、これからの活性化の 大きな要素になってくると思う」
一方、岡山県の伊原木知事は、11月で就任から10年を迎えました。教育と産業振興を2本柱に据えて進めてきた県政運営をこう振り返りました。
(岡山県 伊原木隆太知事)
「私が好循環の一番の大元になっていると、10年前の選挙で唱えた教育産業経済。私は力強くゆっくりではあるけれども、力強く前に進んでいると思う。主役の県民の皆さん、企業団体の皆さんが、良い仕事、良い挑戦ができるよう環境整備をしたい」
国政も、地方政治も私たちの暮らしとつながっています。2023年4月には市議会議員や県議会議員を選ぶ統一地方選が控えています。大切な1票の意味を自覚し、政治参加の権利をしっかりと行使したいものです。
記録的な猛暑の中での選挙戦となった夏の参院選。
(小野田紀美氏 自民)
「力を貸してください、力を貸してください。私に皆様のために戦わせてください」
自民党の候補者として全国の選挙区で唯一、公明党の推薦を受けずに選挙戦に臨んだ小野田紀美さんの戦いが全国的に注目されました。
(自民党 茂木敏充幹事長)
「幹事長の私が初日に来ているんです。それだけ厳しい選挙戦だ」
その小野田さんに挑んだのは、
玉野市長を4期務めた黒田晋さん。無所属の立場で、立憲民主党や国民民主党などから推薦を受けての挑戦でした。
(黒田 晋氏 無所属)
「岡山を変えていただいたら、全国が変わります。全国が変わったら、一人一人の生活を変えていける」
香川では、候補者調整が不調に終わり、過去最多の8人が立候補。舌戦は、日増しにヒートアップしました。そして…。結果は両県とも自民党の現職が圧勝。岡山では自公連立の枠組みに一石を投じる形となり、香川では野党共闘が混迷を深めました。投票率は両県とも前回を上回りましたが、50%を下回りました。
一方、衆議院は2022年、大きな転換点を迎えました。一票の格差是正に向けた小選挙区の10増10減と区割りの改定です。岡山県の定数は、5人から4人に1人減り、新しい3区は、県の面積の3分の2にあたる、広大な選挙区となりました。複数の自治体に選挙区がまたがっていた状況は解消されました。
(5区→3区 真庭市北房地域の住民)
「過疎化が進む現状の中で、意見が反映されていくのか心配が大きい」
「選ばれた議員は、国に声を届けて、地域が活性化されるようにしてほしい」
そして、転換は、地方の政治でも。
(香川県 浜田恵造前知事)
「古希を超えたこの機に、県政運営のたすきを次の新しい走者につないでいくことが、県政の一層の発展に資するものであると考えるに至った」
3期、12年務めた香川県の浜田知事が2月に退任を表明。
新たな県政のリーダーに選ばれたのが、元国土交通省道路局長の池田豊人知事です。就任早々、運航再開の交渉にあたった高松空港のソウル線は、11月、2年9ヵ月ぶりに再開初便が到着、1月19日には台北線が再開する予定で、県経済の回復へ弾みをつけました。
(香川県 池田豊人新知事)
「香川県の経済をけん引する観光。その中でも大きなウエイトのあるインバウンド。香川県にとって、これからの活性化の 大きな要素になってくると思う」
一方、岡山県の伊原木知事は、11月で就任から10年を迎えました。教育と産業振興を2本柱に据えて進めてきた県政運営をこう振り返りました。
(岡山県 伊原木隆太知事)
「私が好循環の一番の大元になっていると、10年前の選挙で唱えた教育産業経済。私は力強くゆっくりではあるけれども、力強く前に進んでいると思う。主役の県民の皆さん、企業団体の皆さんが、良い仕事、良い挑戦ができるよう環境整備をしたい」
国政も、地方政治も私たちの暮らしとつながっています。2023年4月には市議会議員や県議会議員を選ぶ統一地方選が控えています。大切な1票の意味を自覚し、政治参加の権利をしっかりと行使したいものです。