2023.01.26
たまる地震エネルギー…南海トラフ地震の「発生確率」引き上げられる【備えのツボ 岡山・香川】
備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボは96回目です。今回は南海トラフ巨大地震。2023年1月、その発生確率が引き上げられました。
(防災士新田俊介)
「こうして刻まれていく時間。この経過は、次の南海トラフ巨大地震の発生が近づいていることを意味しています」 静岡県の駿河湾から九州沖にかけて伸びる南海トラフ。 ここを震源とする地震は、海側のプレートの動きに陸側のプレートが引きずり込まれ、限界を超えると元に戻ろうとして発生します。これまで約100年から150年の間隔で繰り返してきました。 政府の地震調査委員会は、毎年1月1日を基準に将来、主な地震が発生する確率を算出して公表しています。 23年に変わったのは、南海トラフ巨大地震が今後20年以内に発生する確率。これまでは「50%から60%」とされていましたが、「60%程度」に引き上げられました。
今後30年以内の「70%から80%」は据え置かれましたが、次の地震発生へ、時計の針は、確実に進んでいます。
そこで、押さえてほしい備えのツボはこちら。 家具の固定や避難経路の確認など、すぐ取り掛かれる対策もあります。「今後」とは、決して遠い未来ではなく、あすかもしれないのです。
「こうして刻まれていく時間。この経過は、次の南海トラフ巨大地震の発生が近づいていることを意味しています」 静岡県の駿河湾から九州沖にかけて伸びる南海トラフ。 ここを震源とする地震は、海側のプレートの動きに陸側のプレートが引きずり込まれ、限界を超えると元に戻ろうとして発生します。これまで約100年から150年の間隔で繰り返してきました。 政府の地震調査委員会は、毎年1月1日を基準に将来、主な地震が発生する確率を算出して公表しています。 23年に変わったのは、南海トラフ巨大地震が今後20年以内に発生する確率。これまでは「50%から60%」とされていましたが、「60%程度」に引き上げられました。
今後30年以内の「70%から80%」は据え置かれましたが、次の地震発生へ、時計の針は、確実に進んでいます。
そこで、押さえてほしい備えのツボはこちら。 家具の固定や避難経路の確認など、すぐ取り掛かれる対策もあります。「今後」とは、決して遠い未来ではなく、あすかもしれないのです。