備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボ。９７回目の２月２日は雪に関する気象情報を押さえましょう。

（防災士　小林宏典記者）
「突然ですが気象に関するあるなしクイズです。香川県にはないけど岡山県にはあるもの…その答えは豪雪地帯です」

■「攻略！雪の気象情報」

１月２４日、強力な寒気の影響で岡山県北部に大雪警報。 さらに運用後初めて短時間の大雪に一層の警戒を促す「顕著な大雪に関する気象情報」が２回、発表されました。 ■「情報に備えのヒント」

今回、大雪に見舞われた岡山県北部では８つの市町村が豪雪地帯に指定されています。 今回の寒波でも豪雪地帯を中心に様々な警報、注意報が出されました。

まずは雪の気象情報を把握することが大切です。 大雪警報では、交通障害や建物倒壊など重大な災害が起きる恐れが高まります。 一方、注意報にも備えのヒントが。着雪注意報は、雪が付着し電線が切れる恐れがあり、停電に注意が必要です。 なだれ注意報は、斜面の雪が崩れ落ち巻き込まれる恐れが、低温注意報は、水道管の凍結や破損に注意を促します。 こうした気象情報は、豪雪地帯以外の地域でも発表の可能性があります。

そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。大雪はライフラインや命に関わる災害です。雪に関する気象情報の意味を理解し、早めの備えに生かしましょう。