2023.03.09
南海トラフ巨大地震が起きたら…「半割れ」「ゆっくりすべり」覚えておきたい言葉の意味【岡山・香川】
東日本大震災の発生から3月11日で12年を迎えるにあたり、今後30年以内に70%から80%の確率で発生するとされる「南海トラフ巨大地震」の認知度について、OHKアプリとホームページでアンケートを行いました。(回答期間2023年2月15日~3月3日、岡山県と香川県を中心に1802件の有効回答)
■南海トラフ地震臨時情報
まず「南海トラフ地震臨時情報」についてです。この情報は、南海トラフ沿いで異常な現象が観測された場合や、地震の発生が通常より高まっていると評価された場合に、気象庁が発表するアラートです。 「言葉も内容も知っている」は37%にとどまり、本格運用開始から4年近くたった現在も認知度が低い現状が浮き彫りとなっています。
■半割れ
次に「半割れ」について。「半割れ」は、南海トラフ想定震源域の片方でマグニチュード8以上の地震が発生するケースをそう呼んでいます。その際、もう片方でも連動して地震が起きる恐れがあるため、「巨大地震警戒」というキーワード付きの臨時情報を出し、津波からの避難が間に合わない地域に、1週間の事前避難を求めます。 臨時情報の中で最もリスクが高いケースですが「知らない」が66%と最も多く認知度に課題を残す結果となっています。
■ゆっくりすべり
次に「ゆっくりすべり」についてです。「ゆっくりすべり」とは、地震には至っていないものの、プレートの境がゆっくりとずれ動く、異常な現象です。観測された際は「巨大地震注意」というキーワード付きの臨時情報が出され、日常生活を維持しながら身の回りの備えの再確認が求められます。 こちらも「知らない」が56%と最も多くなりました。
■事前避難
続いて「事前避難」についてです。事前避難の呼びかけは、津波により30分以内に30センチ浸水する地域が対象です。関東から九州まで139の市町村が該当し、この中に、岡山・香川は含まれていません。 結果は、「聞いたことはあるが内容は知らない」が41%、「言葉も内容も知っている」40%とほぼ同じ割合でした。
■最もリスクがあるのは…
次に南海トラフ巨大地震の際、最もリスクがあると思うものについてです。 「建物倒壊」と「津波」とで8割以上を占め、最大震度7の激しい揺れや、瀬戸内海の沿岸にも押し寄せる津波への意識が高いことが伺えます。一方、液状化や浸水は、過去の地震でも海や川の近くで被害が確認されていて、改めて警戒する必要があります。
■備えで重視すること
最後に備えで重視することについてです。 「食料・水の備蓄」や「避難場所の確認」、「家族との連絡方法を決める」といった、被災後を見据えた備えに関心が集まりました。一方で「建物の耐震化」、「家具の固定」といった命を守るための備えは下位になっています。
アンケート結果を参考に自分の認識や備えに不足がないか、この機会に改めて確認してみてください。
■南海トラフ地震臨時情報
まず「南海トラフ地震臨時情報」についてです。この情報は、南海トラフ沿いで異常な現象が観測された場合や、地震の発生が通常より高まっていると評価された場合に、気象庁が発表するアラートです。 「言葉も内容も知っている」は37%にとどまり、本格運用開始から4年近くたった現在も認知度が低い現状が浮き彫りとなっています。
■半割れ
次に「半割れ」について。「半割れ」は、南海トラフ想定震源域の片方でマグニチュード8以上の地震が発生するケースをそう呼んでいます。その際、もう片方でも連動して地震が起きる恐れがあるため、「巨大地震警戒」というキーワード付きの臨時情報を出し、津波からの避難が間に合わない地域に、1週間の事前避難を求めます。 臨時情報の中で最もリスクが高いケースですが「知らない」が66%と最も多く認知度に課題を残す結果となっています。
■ゆっくりすべり
次に「ゆっくりすべり」についてです。「ゆっくりすべり」とは、地震には至っていないものの、プレートの境がゆっくりとずれ動く、異常な現象です。観測された際は「巨大地震注意」というキーワード付きの臨時情報が出され、日常生活を維持しながら身の回りの備えの再確認が求められます。 こちらも「知らない」が56%と最も多くなりました。
■事前避難
続いて「事前避難」についてです。事前避難の呼びかけは、津波により30分以内に30センチ浸水する地域が対象です。関東から九州まで139の市町村が該当し、この中に、岡山・香川は含まれていません。 結果は、「聞いたことはあるが内容は知らない」が41%、「言葉も内容も知っている」40%とほぼ同じ割合でした。
■最もリスクがあるのは…
次に南海トラフ巨大地震の際、最もリスクがあると思うものについてです。 「建物倒壊」と「津波」とで8割以上を占め、最大震度7の激しい揺れや、瀬戸内海の沿岸にも押し寄せる津波への意識が高いことが伺えます。一方、液状化や浸水は、過去の地震でも海や川の近くで被害が確認されていて、改めて警戒する必要があります。
■備えで重視すること
最後に備えで重視することについてです。 「食料・水の備蓄」や「避難場所の確認」、「家族との連絡方法を決める」といった、被災後を見据えた備えに関心が集まりました。一方で「建物の耐震化」、「家具の固定」といった命を守るための備えは下位になっています。
アンケート結果を参考に自分の認識や備えに不足がないか、この機会に改めて確認してみてください。