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7月と8月は被害の約半数…夏に要注意!雷から身を守るには【備えのツボ 岡山・香川】

2023.06.22

7月と8月は被害の約半数…夏に要注意!雷から身を守るには【備えのツボ 岡山・香川】

備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボです。今回はこれからの時期に注意が必要な雷から身を守るポイントを押さえましょう。

(防災士・新田俊介)
「今はすっきりと晴れていますが、これが瞬く間に急変するのが夏の空です」
ツボ1
連続して空から縦に走る稲光。2023年4月19日朝の、岡山市の様子です。
ツボ2
この日、岡山城は付近に落ちたとみられる落雷の影響で配電盤が焦げ、開館を見合わせました。気象庁のまとめでは、2017年までの12年間に、落雷による被害は1540件発生しています。
ツボ3
先ほど紹介したデータを月別で見てみます。
ツボ4
7月と8月で被害の約半数を占めていて、夏場は特に注意が必要な時期です。
ツボ5
雷の前兆としては、「急に真っ黒な雲が近づいてくる」、「雷鳴が聞こえる」、「稲光が見える」など空の急変があります。

特にグラウンドや田畑など開けた場所にいるときは、急いで避難しましょう。その際、避けるべきなのが木の真下。木に雷が落ちると、電流が体に伝わることがあるためです。
ツボ6
気象庁は安全な避難先として、鉄筋コンクリートの建物、自動車やバス、列車の中を挙げています。また、木造の建物も基本的に安全で、電気器具や壁から1メートル以上離れるとさらに安全だとしています。

押さえてほしい備えのツボはこちら。
ツボ7
雷への備えには心構えが肝心。天気予報で「大気の状態が不安定」「天気の急変」などの言葉が聞こえてきたら、注意しましょう。