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台風の“基礎知識“ 「超大型」「大型」…大きさの表現には明確な基準があった【備えのツボ 岡山・香川】

2024.09.02

台風の“基礎知識“ 「超大型」「大型」…大きさの表現には明確な基準があった【備えのツボ 岡山・香川】

(2023年8月3日配信)
備えの基本を押さえて防災力アップを目指す「備えのツボ」。今回はシーズン到来、台風の基礎知識です。

(防災士 小林宏典)
「リアルタイムの観測データを映し出すデジタル地球儀です。」
つぼ1
「日本列島の南に台風6号がいます。8月は台風の発生が最も多い月。台風シーズンの到来です」
つぼ2
■台風の勢力とは?
つぼ3
台風は、赤道付近の暖かい海水が蒸発して、発達した積乱雲の集合体となり、雨や風を伴って移動してくる熱帯低気圧で、
つぼ4
中心付近の風速が17.2メートルを超えると台風と呼びます。その勢力を表すのに「大型で非常に強い」や「猛烈な」という表現を使いますが、何がどう違うのかピンときますか?
つぼ5
■理解を深め、備えを

台風の勢力は「風速」を基準にして「強さ」と「大きさ」で表します。
つぼ6
「強さ」は最大風速によって決まり、44m以上なら「非常に強い」、54m以上なら「猛烈な」となります。
つぼ7
一方「大きさ」は強風域の半径によって決まり、500キロ以上は「大型」、800キロ以上は「超大型」、超大型は本州がすっぽり入る大きさです。
つぼ8
2022年の台風14号は上陸前、大型で猛烈な台風でした。気象庁は風で家が倒れたり、1日で1カ月分の雨が降る恐れがあるとして最大限の警戒を呼びかけました。台風の勢力が分かれば備え方も変わります。

そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。
つぼ9
夏から秋にかけて台風の発生、接近が増えるシーズンです。天気予報で台風が日本列島に近づくことが分かったら、その勢力を意識して確認しましょう。