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9月1日で関東大震災から100年 地震後の火災防ぐ対策は【備えのツボ 岡山・香川】

2023.08.31

9月1日で関東大震災から100年 地震後の火災防ぐ対策は【備えのツボ 岡山・香川】

防災の日の制定のきっかけとなったのは、関東大震災です。9月1日で発生から100年。今回の備えのツボは、甚大な被害の特徴と今すぐできる取り組みを紹介します。

(防災士 新田俊介)
「100年前の9月1日に発生した関東大震災。死者の約9割は火災によるものでした」

■「首都襲った激震と猛火」

1923年9月1日正午前、相模湾の北西部を震源とするマグニチュード7.9の地震が発生しました。関東大震災です。揺れは当時の区分で最も大きい震度6を東京や神奈川などで観測。さらに、人や物を巻き込みながら延焼する火災旋風が東京で100個以上発生したとされ、10万5000人余りが犠牲になりました。

■「事前の備えで被害軽減」

地震では、激しい揺れだけでなく、火災にも注意が必要です。
ツボ1
南海トラフ巨大地震では、岡山県で約1万1000棟、香川県で5700棟の建物被害が想定されています。被害を防ぐためにすぐにできること、1つは出火のリスクを減らす環境づくりです。
ツボ2
出火の原因となりやすい電気器具の周りに可燃物を置かないことや、家具が倒れないよう固定することがポイントです。
ツボ3
また、地震で停電が起きた場合は復旧時に損傷した家電などから出火する通電火災を防ぐため、電源プラグを抜きブレーカーを落としましょう。揺れを感知すると自動でブレーカーを落とす感震ブレーカーの設置も有効です。

今回押さえてほしい備えのツボはこちら。
ツボ4
地震による火災は一人ひとりの心がけで被害を小さくできるかもしれません。9月1日は防災の日。今すぐできることから始めてみませんか。