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2023.10.26

暖冬もたらす「エルニーニョ現象」が長続き? 暮らしや産業への影響に注意を【備えのツボ 岡山・香川】

備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボです。2023年は暖冬など異常気象をもたらすとされる「エルニーニョ現象」が長く続く見通しで、注意が必要です。
 
(防災士 新田俊介記者)
「10月下旬になってもまだ夏日近くまで気温が上がる岡山市です。そしてこの冬も、気温が平年を上回る確率が高いと予想されているんです」

■寒気弱く暖冬か

気象台が10月24日に発表した3ヵ月予報。中国、四国の2023年11月から2024年1月までの気温は、平年を上回る確率が60%と高い予想です。
(気象庁ホームページ)
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その背景にあるのがエルニーニョ現象。日本付近では寒気の南下が弱くなり、特に西日本で冬の気温が高くなる傾向があります。
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■暮らしや産業に異変も
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エルニーニョ現象による暖冬は過去に何度もありました。

2015年12月。11月上旬並みの気温で、冬らしからぬ光景でした。
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全国有数の出荷量を誇る倉敷市船穂町のスイートピーはつぼみが落ちたり花が咲かなかったりと、生育不足につながったほか、
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海の水温も高い状態が続き、岡山県産のノリは収穫量の低下を招く赤腐れ病という病気が広がりました。
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気象庁は2023年から24年の冬の間はエルニーニョ現象が90%の確率で続くと予測していて、暮らしや産業への影響に注意が必要です。

押さえてほしい備えのツボはこちら。この冬は暖冬傾向である一方で、気象庁は一時的な寒気でまとまった雪が降る可能性もあるとしています。極端な気象状況となることも多い今の時代。最新の情報にアンテナを張っておきましょう。
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