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津波に襲われた村で“稲わら”に火をつけ…「津波防災の日」に先人の教えを学ぶ【備えのツボ岡山香川】

2023.11.02

津波に襲われた村で“稲わら”に火をつけ…「津波防災の日」に先人の教えを学ぶ【備えのツボ岡山香川】

備えの基本を押さえて防災力アップを目指す「備えのツボ」。今回は、11月5日の「津波防災の日」についてお伝えします。

(防災士 小林宏典)
「11月5日は津波防災の日です。でもどうしてその日なのか、その理由を知っていますか?」

■津波の備え新たに

江戸時代後期の1854年に、南海トラフを震源とする巨大地震が発生。
ツボ1
岡山県の沿岸にも津波が押し寄せたと伝えられています。いわゆる「安政南海地震」です。その発生日が11月5日だったと言われています。

■津波先人の教え

「津波防災の日」は、安政南海地震の発生日にちなみ、津波への認識を新たにする日となっています。
ツボ2
毎年、津波防災の日には、各地で避難訓練や防災イベントが行われ、津波対策について関心と理解を深める、防災にとっては大切な1日です。

安政南海地震では、津波に襲われた和歌山県の村で稲わらに火をつけ、高台に村民を誘導した逸話が残されています。先人が残した津波から逃げるという教えを次に迫る南海トラフ巨大地震に私たちは生かさなければいけません。

そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。
ツボ3
津波が来ると分かったら迷わず逃げる。津波防災の日は先人の教えを胸に津波対策への思いを新たにする日にしましょう。