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岡山県では14万人余り想定 巨大地震”帰宅困難”どうする?【備えのツボ 岡山・香川】

2024.08.19

岡山県では14万人余り想定 巨大地震”帰宅困難”どうする?【備えのツボ 岡山・香川】

(2023年11月30日配信)

備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボです。今回は災害時、誰もがなりうる帰宅困難者問題についてお伝えします。

(防災士 新田俊介)
「会社員などで人口が密集する岡山市中心部。もし、ある日の午後、地震で交通がまひしたら」

■誰もにリスク帰宅困難者

駅の周りにあふれる大勢の人。東日本大震災で公共交通機関がストップし、自宅に帰れなくなった帰宅困難者です。南海トラフ巨大地震では岡山県内でも多くの帰宅困難者が想定され、その数は14万1000人。内訳は岡山市で7万2000人、倉敷市で3万人など都市部に集中しています。

■危険な『一斉移動』

災害発生直後に多くの人が一斉に移動することは様々なリスクを伴います。例えば道路に人があふれ、救急車や消防車の通行を妨げたり、火災や家屋の倒壊など、二次災害に巻き込まれる危険性もあります。

また、人が雪崩を打つように転倒してしまう「群衆雪崩」が起きる可能性もあります。こうしたリスクを回避するため、自治体は民間と連携して混乱が収まるまで待機できる「一時滞在施設」を指定し、例えば岡山市ではハザードマップ上に示されていますので、一度、確認しておきましょう。

押さえてほしい備えのツボはこちら。普段の生活圏はもちろん、旅行先で帰宅困難者になるケースもあるかもしれません。まずは安全な場所で身の安全を確保する。これを基本にどう行動すべきか考えましょう。