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直近10年 瀬戸内海中部震源の地震増…警戒すべき活断層も【備えのツボ 岡山・香川】

2024.01.25

直近10年 瀬戸内海中部震源の地震増…警戒すべき活断層も【備えのツボ 岡山・香川】

備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボは150回目。今回は瀬戸内海で発生する地震。気になるデータがあるんです。

(防災士 新田俊介)
「風光明媚で穏やかと言われる瀬戸内海。しかし決して、地震と無縁というわけではありません」
つぼ0
■「地震はすぐそこに」
つぼ1
1月21日、三豊市や観音寺市で震度2を観測した地震。
つぼ2
震源は香川県の西、瀬戸内海中部でした。
つぼ3
この辺りを震源とする地震は約8カ月ぶりでSNS上には、珍しい、不安、不気味、といった声が上がりました。
つぼ4 すまほ
■「予断許さぬ地震活動」
つぼ5 予断許さず
瀬戸内海中部を震源とする地震の発生状況を詳しく見ると、気になるデータがあります。
つぼ6 しま
震度1以上を観測した地震は過去50年で55回。これを10年ずつに区切ってみます。
つぼ7 とりきり
すると、10回前後で推移していたものが、直近10年では24回。数字だけ見ると、大きく増えています。

この付近には、国が地震の発生を最も警戒すべきだとするSランクの活断層、中央構造線断層帯があります。また、安芸灘から豊後水道の海域で周期的に発生する芸予地震、そして、それよりはるかに大きな被害が想定される南海トラフ巨大地震など、瀬戸内海周辺は常に地震のリスクをはらんでいます。

そこで、押さえてほしい備えのツボはこちら。
つぼ8 しめ
能登半島地震は元日に発生しました。日本ではいつどこにいても地震による強い揺れに見舞われるおそれがあります。わが事として備えを進めましょう。