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2024.02.05

世界市場を目指す“濃厚な味わい”のある木桶仕込みのしょう油 小豆島町で巨大な木桶づくり【香川】

香川県の小豆島にある老舗のしょうゆ蔵で、巨大な木桶づくりが行われています。

木桶づくりが行われているのは、香川県小豆島町にある老舗のしょう油蔵、「ヤマロク醤油」です。

ヤマロク醤油では、全国的にも少なくなった木桶を使ったしょう油づくりを後世に残そうと、2013年に「木桶職人プロジェクト」を立ち上げ、全国の参加者と木桶づくりに取り組んでいます。

スギの板を組み立てて作った側面にタケで編んだ「たが」をはめ、底板を木づちで打ち付けると高さ約2メートルの巨大な木桶の完成です。この木桶に住み着く微生物の力によって濃厚な味わいのしょう油ができるということです。

(ヤマロク醤油 山本康夫社長)
「職人の技術を残していくことについては、めどが立った。今からはもっと市場を大きくして、桶の数を増やしていかなければならない」

プロジェクトでは、木桶仕込みのしょう油が世界シェアの1パーセントを占めることを目的としていて、今後も木桶の数を増やしていきたいとしています。