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2024.02.13

吉備中央町の水道水問題 備前市に運ばれた「活性炭」めぐり地元市議らが県に申し入れ【岡山】

岡山県吉備中央町の浄水場から有害性が指摘されている有機フッ素化合物が検出された問題です。県が発生源の可能性が高いと見ている使用済みの活性炭が備前市内に移され、地元の市議団が2月13日、適切な対応などを求め県に申し入れました。

申し入れを行ったのは、日本共産党備前市議団です。県に対し、使用済み活性炭がいつまで備前市に置かれるのか明らかにするとともに、住民の安全と健康を最優先にした対応を求めました。

(平野桂子記者)
「吉備中央町から運ばれた活性炭は現在大きな袋に入ったまま、側面をブルーシートで覆われて保管されているようです」

吉備中央町の円城浄水場では2023年、有機フッ素化合物が国の目標値を上回る値で検出されました。水源近くに置かれていた使用済みの活性炭からは9万倍の値が検出され、県は、発生源の可能性が高いとみています。

これらの使用済み活性炭は現場から撤去された後管理する会社が備前市内の倉庫に移しました。

(日本共産党備前市議団 中西裕康団長)
「(県の対応は)なかなか冷たい。今の保管管理の安全性についてはもう一度検討し、産業廃棄物に準じるような対応をしてもらいたい」

(岡山県循環型社会推進課 堂本竜也課長)
「これまでも現地を確認し取り組んできたが、改めて定期的に確認するなど不安のないようしていきたい」

県は活性炭が産業廃棄物にあたるかどうかを検討するとともに、引き続き適正な管理をしていきたいとしています。
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