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千葉県での地震で検出「スロースリップ」に警戒を!巨大地震との関連性も…【備えのツボ 岡山・香川】

2024.03.07

千葉県での地震で検出「スロースリップ」に警戒を!巨大地震との関連性も…【備えのツボ 岡山・香川】

備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボ。3月7日は千葉県で相次いでいる地震についてお伝えします。

横に大きく揺れる空港の情報カメラ。3月、千葉県で起きた震度4の地震です。この地震にはある現象が関係していると指摘されています。

■「警戒!スロースリップ」

千葉県では2月末から3月にかけ3日連続で震度4の地震を観測、震度1以上の揺れを含めるとその数は30回を超えました。国土地理院は千葉県東方沖でプレートの境界がゆっくり滑るスロースリップを検出したと発表しました。

■「地震防災のきっかけに」

スロースリップはゆっくり滑りとも呼ばれ、巨大地震との関連性が指摘されている現象です。通常の地震は溜まった力が一気に解放されて起きるのに対し、スロースリップとは1カ月もの時間をかけゆっくりと力が解放されるのが特徴です。

このスロースリップ、実は東日本大震災の前にも観測されていました。スロースリップ自体で大きな地震が起きるとは考えられていませんが、南海トラフ地震など巨大地震発生のメカニズムを解明するヒントになるとして研究や観測が進められています。

南海トラフ地震の発生が懸念されるいま、スロースリップが注目されています。
0307ツボ 内閣府CG
そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。
スロースリップが関係する千葉の地震を遠い地域の出来事として片づけてはいけません。言葉の意味を知って南海トラフ地震に備えるきっかけにしませんか。
0307ツボ しめ