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2024.09.05

実際にあった「体罰・不適切指導」も動画に 教職員ら視聴用の動画制作費関連予算案を岡山県議会で提案

12年前、岡山市の県立高校で男子生徒が部活の監督から叱責を受け自殺した問題で、岡山県教育委員会が体罰や不適切な指導の防止のための動画を制作することになり、9月5日、関連の予算案が県議会で提案されました。

5日に開会した9月定例岡山県議会で一般会計の総額で約1億3600万円の補正予算案が提案されました。

このうち、体罰や不適切な指導防止のための動画の制作費として約740万円が計上されています。動画では実際にあった部活動での叱責や体罰などの内容が盛り込まれ、SOSの発し方も解説する予定です。

この問題は2012年7月、岡山操山高校で野球部のマネージャーをしていた当時2年の男子生徒が監督の激しい叱責を受け、自殺したもので県教委は2024年4月、体罰防止ハンドブックの改訂などを盛り込んだ再発防止策の素案を公表していて今回の動画はその一環で制作されます。県教委は24年度中の完成を目指していて、生徒や保護者、教職員が視聴するということです。