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2024.11.29

「空飛ぶクルマ」新型機が岡山に…国内初の試験飛行 倉敷市の一般社団法人が導入【岡山】

次世代の移動手段として期待される「空飛ぶクルマ」の実用化に向けてテイクオフです。29日朝、岡山市の飛行場で国内で初めてとなる新型機の試験飛行が行われました。

(長尾龍希アナウンサー)
「こちらが国内初の試験飛行となった新型の空飛ぶクルマ、V2000CGです。上下のプロペラと推進用のプロペラがありまして最大350キロの貨物を運ぶことができます。」

「テイクオフです。」

中国とドイツの合弁企業、AUTOFLIGHT社が製造した空飛ぶクルマの新型機「V2000CG」。高さ3.3メートル、全長11・5メートル、横幅は15メートルでパイロットは搭乗せず、あらかじめプログラミングされたコースを自動で飛行します。

空飛ぶクルマの実用化に取り組む倉敷市の一般社団法人MASCが、2024年7月に導入しました。最大約350キロの荷物を搭載できますが、今回は試験飛行のため、機体に何も載せず、約50メートルの高さまで上昇した後、飛行場内の上空を約5分間飛びました。

将来的には離島などでの生活支援のため食料品や医薬品などを輸送することを想定しています。

(一般社団法人MASC 坂ノ上博史事務局長)
「空飛ぶクルマの社会実装 地域で使っていくという未来。観光や物流、災害対応などにこの機体を活用していきたい。」

MASCは今後は荷物を載せて試験飛行を行い、2028年度の事業化を目指すということです。