高松市の香川銀行は２０２５年７月に基本給を底上げするベースアップ（ベア）を実施する方針を固めたと発表しました。

上げ幅は役職に応じて、最大５．５％程度で、平均３％程度となります。これに加えて、別途２％程度の定期昇給等も行う予定です。パート従業員も時給を３０円アップします。ベアの対象者は正行員と非正規の行員約１２００人です。

また、２０２６年４月入行の新入行員の初任給の引き上げも発表しています。大学卒総合職で現行の２３万５０００円から１万円引き上げ、２４万５０００円に、大学卒エリア総合職で、現行の２１万５０００円から７０００円引き上げ、２２万２０００円となります。

香川銀行ではベアと初任給の引き上げについて、従業員組合にすでに申し入れたということです。同行ではベアについては物価上昇などの社会状況への対応や、従業員の働きがいの向上、初任給の引き上げについては、優秀な人材の確保が目的としています。