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費用負担や指導者の確保は…「部活動の地域移行」について県内で先行実施の7市町が実証成果報告【岡山】

2025.01.20

費用負担や指導者の確保は…「部活動の地域移行」について県内で先行実施の7市町が実証成果報告【岡山】

公立中学校の部活動の指導を地域住民などに委ねる「地域移行」について、岡山県内で先行して実施している自治体が2024年度の成果を報告しました。

会議には、県教委や県内全ての市町村の担当者ら約80人が参加し、県内での現状について共有しました。

国は、少子化や教員の働き方改革に伴い休日の中学校の部活動を地域クラブなどに移行していく方針で、県内では、2024年度モデル事業として7つの自治体で実証が進められています。

このうち総社市は、学校外の練習場所までの送迎に貸し切りバスを活用していて、子供たちに定着してきた一方で、今後、費用を誰が負担するかが課題となっていると話しました。

(岡山県教委保健体育課 片岡敏行課長)
「まずはある一定の部活動を決め、地域クラブ化することによって具体的なイメージを教員・生徒・保護者に持ってもらい、クラブ化につなげていきたい。今のうちから子供たちにとって望ましいスポーツ・文化・芸術活動ができる環境をしっかり整えていく必要がある」

岡山県教委は、2026年度以降、休日は全ての部活動の地域移行を目指しています。