岡山市南区の飲食業「ＭＦ」が１月８日に岡山地方裁判所から、破産手続きの開始決定を受けたことが、民間の信用調査会社の調べでわかりました。

東京商工リサーチ岡山支店によりますと「ＭＦ」は１９７６年設立の飲食業者です。食堂と仕出し弁当の店舗を経営し、一時期は野球場内の売店も運営していました。

１９９６年３月期には売上高９０００万円を計上していましたが、その後、同業者やコンビニエンスストアの台頭により商況は後退。さらにコロナ禍の影響で来店客がさらに減少して資金繰りが悪化、２０２４年３月期には売上高は約２９００万円にまで落ち込んでいました。

２０２４年９月に会社分割を実施して店舗を移管、破産で旧債を整理したということです。負債総額は約３８５０万円とみられています。