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2025.02.07

小田川と高梁川の治水対策工事は大雨時に大きな効果 小田川流域4市町の首長意見交換会で報告【岡山】

2018年7月の西日本豪雨で大きな被害を受けた小田川流域の自治体のトップと国や岡山県との意見交換会が2月7日、倉敷市で開かれ、2024年に完了した治水対策の効果などが報告されました。

意見交換会には、倉敷市など小田川流域の4つの市や町のトップが出席。水害の原因となった小田川と高梁川の合流点について、国や県の担当者から2024年3月に完了した付け替え事業による治水効果などの報告を受けました。

2024年11月の大雨の時には、事業前と比べ水位の低下は小田川で4.6メートル、高梁川で0.8メートルとなり、大幅な効果があったということです。出席者からは、治水の効果を評価する声が相次ぐとともに、今後も効果を維持するためのたまった土砂の撤去などメンテナンスを続けるよう要望が出されました。

(倉敷市 伊東香織市長)
「本当に大きな効果が出てありがたく思っている。この5年間の工事の効果が大きく出て安心して生活できるようになっていると思う」

(中国地方整備局河川部 本田康秀部長)
「今後、降雨の激甚化に対応するためには事前防災として、今後とも河川整備計画に基づく整備を着実に実施していくことが大事だと思っている」

この意見交換会は6回目の今回で最後となりますが、国や県では今後も流域の自治体と協力しながら小田川の治水に取り組んでいくことにしています。