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「食用ほおずき」を知っていますか? ~味の表現に困る小さな黄色い実~

2023.08.23

「食用ほおずき」を知っていますか? ~味の表現に困る小さな黄色い実~

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この夏、我が家の畑に初めて「食用ほおずき」の苗を植えてみました。ほおずきと言えば日本では観賞用の品種が一般的ですが、海外では食用の品種が人気なのだそうです。ナス科の植物なのでナスやトマト、ジャガイモ、ピーマンと同じ仲間ではありますが、形状はまったく違いますね。


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観賞用なら赤く色付く「がく」の部分に色は付いておらず、この枯れたがくを取り除くと、ビー玉より少し大きな黄色い実が姿を現します。ここを食べるのです。


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私が初めて食用ほおずきと出会ったのは今から数年前、一人旅でたまたま立ち寄った秋田県上小阿仁村の「道の駅かみこあに」でした。「フルーツほおずき」の文字に興味を持ち、物珍しさから10個くらいが入ったパックを購入。さっそく駐車場の車の中で、オレンジがかった黄色の実を口にした時の不思議な感じが忘れられません。この味をどう伝えれば良いのか!?


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これまでに食べたことのあるどのフルーツともあまり似ていない味です。いや、「甘酸っぱい」のですが、「〇〇のような・・・」と例えるのがとても難しいのです。香りもです。「良い香り」なのですが、どう例えれば良いのか・・・。以前、薬草として使われるドクダミの香りを表現するのが難しいという記事を書いたことがありますが、食用ほおずきの実もそれに匹敵する例え辛さです。


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この食用ほおずきは「ゴールデンベリー」や「ストロベリートマト」、「オレンジチェリー」といった名称で出荷されている地域があり、たしかにイチゴとトマトの中間、オレンジとチェリーの中間という表現もわからなくはないのですが、あまりしっくり来ません。何個も味わいながら私が絞り出した最新の表現が、

「柔らかめのミニトマトの食感に粒々感を加えた、甘さの強いグレープフルーツ」

・・・なのですが、まだ納得はできていません。


皆さん、食用ホオズキの香りと味を的確に伝える秀逸な表現をぜひ教えてください!