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2021.12.14

“白桃”を食べて育ったタイとは?新ブランド「桃鯛」発売 鮮度に違いが…【岡山・岡山市】

岡山市の魚の卸売業者がオリジナルのタイを養殖し、12月14日から販売を始めました。

岡山特産の白桃を食べて育ったその名も「桃鯛」。

岡山の新たな特産品として期待がかかります。

これからの時期、脂が乗り旬を迎えるタイ。

(試食した人は)
「もちもちです。」
「非常に食べやすい。」
(何という魚?)「桃鯛です。」

(生本ひなの記者)
「では桃鯛、いただきます。ぷりぷりで歯ごたえがあります。噛むほど旨味が出ておいしい。」

こちらが岡山県産の白桃が入ったエサを食べて育ったタイ、その名も「桃鯛」です。

岡山市の卸売業者、岡山中央魚市が市場から岡山を盛り上げようと1年程前からブランド化に向けて取り組んでいて、14日、晴れて発売にこぎつけました。

(岡山中央魚市 同前裕一朗社長)
「新たなビジネスモデルを見つけていかなければならない中で、岡山県産というのが必要不可欠。そこでモモに目をつけた。」

モモには抗酸化成分が多く含まれているためモモの入ったエサを食べると鮮度がより長く保もたれ、臭みのない魚に育つということです。

エサには、県産白桃の缶詰の製造過程で取り除かれる皮や果肉などを活用しています。

14日の試食会では桃鯛の刺身としゃぶしゃぶが振る舞われ、関係者がその味を確かめていました。

(岡山中央魚市 同前裕一朗社長)
「この桃鯛を自社ブランドとして定着させるだけでなく、岡山をイメージする地域ブランドに大きく育てたい。初めて岡山でブランド鯛を立ち上げた。いろいろな所で販売し食べてもらえるチャンスがあるので、しっかりと食べて良さを分かってもらいたい。」

岡山県の新たな特産品として期待のかかる桃鯛。岡山中央魚市では年間、10万匹の販売を目指すとしています。