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2022.07.21

寺×マスキングテープ=アートの世界に 約1キロのマステを使用 カフェも【岡山・倉敷市】

歴史あふれる和の空間が様変わりです。6年ぶりに開催されている大型観光キャンペーン、岡山デスティネーションキャンペーンに合わせて、倉敷市の寺の境内がマスキングテープで装飾されました。

(森夏美アナウンサー)
「マスキングテープで細部までデコレーションされています。寺の厳かな空間と見事に調和しています」

装飾は、倉敷市の円通寺の如意輪堂や休憩所など境内のあちこちに施されています。

使われたマスキングテープは、円通寺をイメージして特別に作られたデザインで、落ち着いたゴールドとブロンズのドット柄2種類。テープの幅は10センチから最大46センチで、使ったテープの長さの合計は約1キロ分にもなります。

(カモ井加工紙コンシューマー部 山崎要助課長代理)
「長年築いてきた年輪を傷めないよう、工夫をすることを第一に、寺での装飾は過去に例がない初めてのことなので、マスキングテープの良さを 感じてもらえるのでは」

この装飾は、岡山県などが6年ぶりに開催している大型観光キャンペーン、岡山デスティネーションキャンペーンの一環で行われたものです。

伝統ある寺の外壁を傷つけないよう薄いパネルを設置し、その上からテープを張るなどして4日間かけて作業が行われ、7月21日、お披露目されました。

また、期間中はカフェやワークショップも開かれていて、初日は早速、県の内外から多くの人が訪れ、普段とは違った景観を楽しんでいました。

(訪れた人は…)
「とても素晴らしく仕上がっている」
「親しみやすさが出るので、なかなか来る機会のない人にいいのでは」

(円通寺 仁保哲明住職)
「落ち着いた雰囲気の所だが、少しアクセントになっている。夏休みでちょうど若い人も たくさん来られるので、いいと思う」

わびさびに新たな風を…円通寺の装飾は8月12日まで楽しむことができます。