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2023.04.24

G7大臣会合で提供された「珠玉の料理」とは? 美星牛のロースなど地元食材を使用【岡山】

G7労働雇用大臣会合は、倉敷市の文化面での魅力を世界にアピールする場にもなりました。昼食会で提供されたのは、地元の食材をふんだんに使ったメニュー。料理人がそこに込めた思いとは…

4月22日、各国の大臣は美観地区を散策しました。

(戸田奈沙記者)
「写真撮影の後、築280年を誇る旅館、鶴形で昼食会が開かれました」

昼食会が開かれたのは料理旅館・鶴形です。腕を振るったのは、日本料理一筋約30年の片岡清人調理長。実際に会食が開かれた部屋で話を聞きました。

(鶴形 片岡清人調理長)
「無事に終わった。何事もなく。それが一番」

振舞われた、珠玉の料理。市の職員が撮影した写真に、その一部が映っていました。

(鶴形 片岡清人調理長)
「美星牛のロースを鍬焼きにした。最初はサワラの焼き物をメインにしようと思ったが、肉がメインの方が海外の人には良いと言われて変えた。煮物の飛竜頭は、真備のタケノコを使った」

約1カ月かけて作りあげた特別メニュー。ポイントは地元の食材です。約40種類のうち10種類以上に地元産の食材が使われました。

(鶴形 片岡清人調理長)
「サミットがあるので、地元産のものをそろえてくださいと声掛けをした。地元のものをおいしくいただいて、喜んで帰ってもらえたらうれしいと思って作った」

(岡山大学大学院 中村良平特任教授)
「 政府の要人が情報発信すると信頼度が高い。波及効果の価値が高い」

食文化のほかにも、地元の産業をPRするファッションショーなど、多方面から魅力を発信した今回の会合。倉敷の知名度向上に期待が寄せられます。