2024.08.14
全中で1位になる!男子1500mで快走なるか さくら走練(岡山)舛谷夢生選手【キラキラアスリート】
岡山・香川の頑張っているアマチュアアスリートを応援する「キラキラアスリート」。今回紹介するのは、赤磐市を主な練習拠点とする陸上チーム・さくら走練の舛谷夢生(ますたに・いぶき)選手(赤磐市立桜が丘中3年)です。
岡山市北区のシティライトスタジアムで2024年6月8日に行われた岡山県中学生陸上競技選手権大会の男子1500mタイムレースで、舛谷選手は大会記録を11年ぶりに更新する走りを披露。唯一の3分台となる3分59秒40というタイムでフィニッシュ。全中参加標準記録(以下、標準記録)の4分08秒50を大幅に上回り、8月に福井県で開催される全国中学校大会(以下、全中)への参加資格を獲得しました。
舛谷選手に、岡山県中学生陸上競技選手権大会の男子1500m表彰式の後で、レースを終えた感想や全中での目標などを聞きました。(撮影と聞き手:OHK岡山放送 西村和子)
・・・大会新記録を樹立しての優勝。今の気持ちは
(舛谷夢生選手)
「とてもうれしいです」
Q:優勝を決め、ガッツポーズが出ていた。何に対する喜び?
「4分を切るとは思わなかったので、とてもうれしかったです」
Q:タイムはどれぐらいでと思っていたか?
「とりあえず標準記録を突破して自己ベストの4分03秒95を切ればいいかなと」
Q:その自己ベストは24年5月12日開催の記録会で記録。そこから1カ月足らずで更新。自己ベストが更新できた何か秘訣があれば
「冬からやっていたサーキットで補強をしたり、変化走(ウェーブ走)で足とかが結構鍛えられたので、それで結構いいタイムが出たと思います」
Q:クロスカントリーの試合にも出場。どんな経験ができたか
「全国の速い人たちと戦えた中で、結構いいラストのスパートとかができたので、とてもいい経験になりました」
Q:1500mのレースを振り返って。立ち上がりは先頭に出て、2周目に入ってから小山秀太選手(津山・北陵中3年)に先頭を譲る形に。その時はどういうレース展開を考えていたか
「1周目は僕が引っ張って、2周目から小山君が引っ張る予定で。ラストは僕の余裕があったので前に出たという感じです」
Q:残り500mを切ったあたりから先頭に出たように見えるが、そこから残り1周をキープ。調子を維持して最後の200mあたりでスパートをかけたという感じ。スパートをかけたのはやはりいい記録を出したいと
「はい。ラスト200mで4分が切れるケースだったので、自分の出せる力を強く出しました」
Q:中学校に陸上部がないということで「さくら走練」というクラブチームで練習。クラブチームでの練習の一番の楽しさは
「部活と違って自由にできるというか、結構いい感じで出来ています」
Q:逆に苦しいことは
「クラブチームのみんなは結構速い人ばかりなので、自分が自己ベストを(達成)できない時に(他の)みんなができたら苦しいです」
Q:23年は800mで全中に出場。今回、まず男子1500mで全中への出場切符を得た。全中は基本的に1500mを狙っているとのことだが、全中に出たらどれぐらいの速さでライバルと競いたいか
「まずは予選を突破し、決勝では1位を狙うように。そのためにもこれからの練習を頑張っていきます」
Q:陸上選手としての将来の目標があれば
「将来はオリンピック選手になって日本の代表になれるように頑張ります」
トライアスロンが趣味で各地の大会にも出場していた父・隆司さんと体を動かすのが好きだという舛谷選手。隆司さんの「いつかは一緒にトライアスロンをしてもらえたら…」との思いも、舛谷選手は「ラン」のみ選択、陸上競技を始めました。
舛谷選手が目標とするのは大迫傑選手(NIKE)。小柄な体格であっても、東京、パリの2大会連続で五輪男子マラソン日本代表や国内外のマラソンレースなどで活躍しているからだそうです。
タイムレースで競い合い、舛谷選手とともに全中出場を決めた小山選手とは合同練習会でも顔を合わせる間柄。フィニッシュ直後も喜びを分かち合うかのように互いをたたえ合う姿がありました。
この県中学生陸上競技選手権の後、直近では8月9日の中国中学校陸上選手権大会の1500m(3年)で4分01秒22というタイムで1位に入るなど、調整は順調のようです。
前回の全中では男子800mに出場も予選落ち。ちなみに同年の男子1500mの優勝タイムは3分56秒59。この日、舛谷選手が挙げた新記録は、前回全中ではそれに次ぐ2位にあたり、隆司さんによると、舛谷選手は「めちゃくちゃ意識している」と、本番への発奮材料にしているようです。
将来の夢は「オリンピックに出場して入賞できるような選手になる」。誰にも負けないというラストスパートを最終学年の全中「決勝」で披露できるかどうかに期待がかかります。
全国中学校大会・陸上競技は8月17日から福井県福井市で行われ、男子1500m決勝は20日に行われます。
岡山市北区のシティライトスタジアムで2024年6月8日に行われた岡山県中学生陸上競技選手権大会の男子1500mタイムレースで、舛谷選手は大会記録を11年ぶりに更新する走りを披露。唯一の3分台となる3分59秒40というタイムでフィニッシュ。全中参加標準記録(以下、標準記録)の4分08秒50を大幅に上回り、8月に福井県で開催される全国中学校大会(以下、全中)への参加資格を獲得しました。
舛谷選手に、岡山県中学生陸上競技選手権大会の男子1500m表彰式の後で、レースを終えた感想や全中での目標などを聞きました。(撮影と聞き手:OHK岡山放送 西村和子)
・・・大会新記録を樹立しての優勝。今の気持ちは
(舛谷夢生選手)
「とてもうれしいです」
Q:優勝を決め、ガッツポーズが出ていた。何に対する喜び?
「4分を切るとは思わなかったので、とてもうれしかったです」
Q:タイムはどれぐらいでと思っていたか?
「とりあえず標準記録を突破して自己ベストの4分03秒95を切ればいいかなと」
Q:その自己ベストは24年5月12日開催の記録会で記録。そこから1カ月足らずで更新。自己ベストが更新できた何か秘訣があれば
「冬からやっていたサーキットで補強をしたり、変化走(ウェーブ走)で足とかが結構鍛えられたので、それで結構いいタイムが出たと思います」
Q:クロスカントリーの試合にも出場。どんな経験ができたか
「全国の速い人たちと戦えた中で、結構いいラストのスパートとかができたので、とてもいい経験になりました」
Q:1500mのレースを振り返って。立ち上がりは先頭に出て、2周目に入ってから小山秀太選手(津山・北陵中3年)に先頭を譲る形に。その時はどういうレース展開を考えていたか
「1周目は僕が引っ張って、2周目から小山君が引っ張る予定で。ラストは僕の余裕があったので前に出たという感じです」
Q:残り500mを切ったあたりから先頭に出たように見えるが、そこから残り1周をキープ。調子を維持して最後の200mあたりでスパートをかけたという感じ。スパートをかけたのはやはりいい記録を出したいと
「はい。ラスト200mで4分が切れるケースだったので、自分の出せる力を強く出しました」
Q:中学校に陸上部がないということで「さくら走練」というクラブチームで練習。クラブチームでの練習の一番の楽しさは
「部活と違って自由にできるというか、結構いい感じで出来ています」
Q:逆に苦しいことは
「クラブチームのみんなは結構速い人ばかりなので、自分が自己ベストを(達成)できない時に(他の)みんなができたら苦しいです」
Q:23年は800mで全中に出場。今回、まず男子1500mで全中への出場切符を得た。全中は基本的に1500mを狙っているとのことだが、全中に出たらどれぐらいの速さでライバルと競いたいか
「まずは予選を突破し、決勝では1位を狙うように。そのためにもこれからの練習を頑張っていきます」
Q:陸上選手としての将来の目標があれば
「将来はオリンピック選手になって日本の代表になれるように頑張ります」
トライアスロンが趣味で各地の大会にも出場していた父・隆司さんと体を動かすのが好きだという舛谷選手。隆司さんの「いつかは一緒にトライアスロンをしてもらえたら…」との思いも、舛谷選手は「ラン」のみ選択、陸上競技を始めました。
舛谷選手が目標とするのは大迫傑選手(NIKE)。小柄な体格であっても、東京、パリの2大会連続で五輪男子マラソン日本代表や国内外のマラソンレースなどで活躍しているからだそうです。
タイムレースで競い合い、舛谷選手とともに全中出場を決めた小山選手とは合同練習会でも顔を合わせる間柄。フィニッシュ直後も喜びを分かち合うかのように互いをたたえ合う姿がありました。
この県中学生陸上競技選手権の後、直近では8月9日の中国中学校陸上選手権大会の1500m(3年)で4分01秒22というタイムで1位に入るなど、調整は順調のようです。
前回の全中では男子800mに出場も予選落ち。ちなみに同年の男子1500mの優勝タイムは3分56秒59。この日、舛谷選手が挙げた新記録は、前回全中ではそれに次ぐ2位にあたり、隆司さんによると、舛谷選手は「めちゃくちゃ意識している」と、本番への発奮材料にしているようです。
将来の夢は「オリンピックに出場して入賞できるような選手になる」。誰にも負けないというラストスパートを最終学年の全中「決勝」で披露できるかどうかに期待がかかります。
全国中学校大会・陸上競技は8月17日から福井県福井市で行われ、男子1500m決勝は20日に行われます。