2026.11.02
映画撮影が進んでいた奉還町商店街で予想外の火災…復興と次世代への継承へ歩みを進めた3ヵ月【岡山】
岡山市の奉還町商店街の大規模火災から3カ月がたちました。商店街の「今」と復興への道のりを取材しました。
◆奉還町商店街で店舗と住宅計5棟を全焼、アーケードの一部も焼いた火災から3ヵ月
「火災で5軒が焼けた。焼けた家屋の最後の1軒が解体中」
こう話すのは西奉還町商店会の理事の1人で、商店街で学習塾などを開く野村泰介さんです。
(萩原渉アナウンサー)
「辺りは白煙に包まれている。消火作業が続いている。時折、屋根や壁が下に落ちてダーンという音が響き渡っている」
2026年7月31日、火災は、野村さんの学習塾の近くの店舗で発生しました。ケガ人はいませんでしたが、隣接する店舗と住宅合わせて5棟が全焼したほか、商店街のアーケードの一部も燃えました。
焼けた家屋の解体作業
◆火災発生前から奉還町商店街を舞台に長編映画を撮影していた
野村さんは、火災の前から奉還町商店街を舞台にした長編映画を企画し、撮影も大詰めを迎えていました。
(西奉還町商店会 野村泰介理事)
「ロケの予定場所の多くが焼けてなくなった。脚本の一部を変えて主人公の家が燃える設定に」
長編映画のワンシーン
◆火災の爪痕が色濃く残る商店街 アーケードの復旧に向け募金活動も
火災から3カ月。焼けた店舗・住宅の撤去作業が進む一方で、商店街には今なお、火災の爪痕が色濃く残っています。
商店会では8月からアーケードの復旧に向けて1000万円を目標に募金活動を行っていて、9月末時点で300万円が集まっているということです。
西奉還町商店街アーケード復旧募金の呼びかけ
◆商店街を元気付けようと「限定カフェ」や「チャリティーイベント」など支援の輪
その間にも商店街を元気付けようと地元出身のインフルエンサーによる限定カフェや大学生が主催するチャリティーイベントが行われるなど支援の輪が広がっています。
チャリティーイベントの様子
◆予想外の火災を機に見つめ直す「商店街の在り方」
火災は予想外の出来事でしたが、野村さんは、火災が起きたことでできたことがあり、商店街の在り方を見つめ直す機会にもなっていると言います。
(西奉還町商店会 野村泰介理事)
「焼けた部分を元に戻す道筋は立ったので、次はどう復興させるよう動いていくか。商店街の仲間と地域住民の話を丁寧に集め計画を立てられたら」
火災に負けず少しずつ復興への歩みを進めている商店街。商店会では年内まで募金活動を続けるほか、イベントなどを通して支援の輪を広げていきたいとしています。
西奉還町商店会 野村泰介理事
