2021.02.14
OHKアナウンサーの篠田吉央です。フジ系列の大先輩!!元フジテレビアナウンサーの笠井信輔さんを手話が語る福祉で取材させて頂きました。
その特集がニュースサイトでご覧になれます。今回は「誰一人取り残されないために」コロナ禍に医療現場で進むデジタル化に迫りました。
笠井先輩には入社以来、系列の大先輩として研修などでご指導頂いてきました。
私が出張でフジテレビにお邪魔した際も、
快く朝の情報番組「とくダネ!」の見学をさせて頂くなど、
私が最も大切にしている「現場主義」を徹底して教えて頂いた方です。
「手話が語る福祉」では現在、
コロナ禍で聴覚障害者が取り残されてはならないと継続したテーマでお伝えしていますが、
この放送をご覧になった笠井先輩から
聴覚障害だけでなく、病気で長期入院を余儀なくされるがん患者の病室環境を伺う機会があり
今回の特集制作に乗り出しました。
進歩するデジタル技術や、デジタルへの理解普及により
医療現場で直面する課題を解決できないか。
実は、2月の放送テーマは既に決まっていて取材も始めていたのですが、
急遽、テーマを変えて一気に作り上げました。
笠井信輔さんも訴える コロナ禍で進む医療現場のデジタル化
遠隔手話通訳やWi-Fi設備の開放
(↑クリック頂ければ記事と手話付きの動画がご覧になれます。FNNプライムオンラインより)
岡山放送の「手話が語る福祉」は
聴覚に障害がある方に、当事者の言葉である手話で情報を届けようと
28年前に始まった手話放送です。
テレビ局だけで制作にあたるのではなく、
聴覚障害者、手話通訳者ともに委員会を立ち上げ的確な手話表現の検討するなど
一貫して、当事者と共に作り上げる放送を目指してきました。
今回は、笠井さんのインタビューの手話表現を検討する際に、
より想いをくみ取れるよう、
笠井さんにもオンラインで会議に参加して頂き、スタッフと共有しました。
お付き合いいただいた笠井先輩には感謝しかありません。
「誰一人情報から取り残されない社会」の実現を目指して。
スタジオで力を込め手話をしましたが、
これからも岡山放送の取り組みが広がりを見せることを願っています。